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イラストを描くときのアナログとデジタルの違いを考えてみる【イラスト初心者向け】

お絵描き(イラスト)は、デジタルで描く方法とアナログで描く方法があります。

どちらも長所短所がありますね。今日はそれを考えていきたいと思います。

いまはデジタルお絵かきの機材も入手しやすい価格になってきたので、デジタルでもアナログでも、どちらから初めても良いと思います。

私は学生時代から絵の勉強をしていましたので、アナログから入った人間ですが、現代だとデジタルから入る人も多いと思います。

今では両方を楽しんで描いています。

絵の描き方の基本になる部分は、アナログでもデジタルでも一緒ですが、やはり描いていく上で変わってくる、それぞれの長所短所があります。

下記にそれぞれの、私の経験からの見た利点・長所、短所をまとめてみました。 これからはじめたい方の参考になればと思います。

↓カラフルな絵の具は選んでいるだけでテンションがあがります!

デジタルの場合

デジタルイラストの作画は、今ではアプリケーションソフトがたくさんあります。

無料ソフトなどはじめやすいものから、有料でプロも使うアプリケーションなど。

代表的な物は下記のアプリケーションです。

  • クリップスタジオペイント(有料)
  • SAI(有料)
  • Photoshop(有料)
  • ファイヤーアルパカ(無料)
  • メディバンペイント(無料)

などなど…

他にも様々なアプリケーションがあります。

クリップスタジオペイントで描いたミクさんセーラー服↓

利点・長所

  • レイヤー機能が便利。
  • 左右反転や回転での調整(デッサンの狂いをチェックするために行います)が楽。(アナログだとトレス台などで照らさないと見えないし、その上修正作業が大変。)
  • アンドゥがある。(やり直しができる)これが非常に大きいメリットですね。
  • PCやタブレット端末などのみなので、道具や紙類がかさばらない。道具や画材をしまう場所をとらない、また、細かいものが少ないため、なくさないで済む。
  • 画材が減らない。(PCは初期投資がそれなりですが、かなり長期的なトータルコストで考えれば安く感じることも多いと思います)
  • こまかい所をとことんまで描き込める。
  • データなので人との受け渡しがカンタンだったり、SNSなどに掲載するのも楽。
  • ピカピカ光らせたり、乗算で色を重ねたりなどアナログでは表現できない効果が使える。

欠点

  • アプリケーションはメモリ大量に消費するものが多く、とくに印刷用サイズを描く場合はデータも大きくなりがち、つまりPCスペックがそれなりに必要。(初期投資がそれなりの金額になる)
  • PCやタブレット端末、液晶タブレット等の機材、アプリケーションソフトなどを購入しないとならないため、はじめるまでの初期予算がそれなりにかかる。
  • 高機能なアプリケーションになればなるほど複雑で、操作を覚えるまでの時間がかかる。

アナログの場合

アナログの楽しさは、デジタルでは出せない味わいがあるのが最大の長所だと思います。

画材を使う楽しさもあります。

利点・長所

  • アナログ画材にしかだすことができない、仕上がりの味わいが深くなる。アナログにしかない味がある。
  • 個性が出しやすい。(差別化が出来る。デジタルは割と人と同じような感じになりがち。)
  • 清書や塗りは失敗しづらいため、常に適度な緊張感で描ける。集中力が必要なので、必然と画力が鍛えられます。
  • 物理的に残り、世界でひとつの作品になる。
  • タブレット端末類と違い、外出時もバッテリーを気にしなくて良い。
  • 物理的に画材を選んだり、使うための特有の楽しさがある。
  • デジタルより手軽にはじめられる。(画材を選べば、初期投資のお金も抑えられる)
  • 個人的には画材の使い方や、混色、作業の順序も描いている間に常に考える必要があり、デジタルとは描いている最中、脳を使うところがちがう気がする。

欠点

  • 画材ごとの使い方を練習・勉強する必要がある。使いこなすには練習が必要。
  • 失敗すると致命的になる場合がある(アンドゥがないのでやり直せない)
  • 乾かしたりなど、描いていない時間も必要。

以上、まとめてみました。

他にも色々あると思いますし、経験によっても長所短所はあると思います。

いずれにせよ、自分が入りやすい方からはじめるのが良いです。

今は、デジタル全盛の時代なので、デジタルお絵描きも以前よりは機材の価格も下がって、はじめやすくなりました。

アナログなら、鉛筆一本からはじめられますし、気軽さは昔と変わりません。

まずは何か描いてみるところからはじめると良いですよ!

みなさんの素敵なお絵描きライフの参考になれば幸いです! もしよかったら下記記事もご覧下さい。

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コピックマーカーの基礎知識【これからはじめるアナログイラスト】初心者向け

f:id:renkaxxxx:20180816105803p:plain# コピックで色塗り お絵描きしよう

昨年あたりから、アナログイラストを描きたくなって、学生時代を思い出してコピックマーカーを集めています。

コピックマーカーは、日本製のアルコールマーカーで、お絵描きする人なら名前は聞いたことがあったり、実際にペンをみたことがあったり、買ったりして知っている人が多いと思います。

アルコールマーカーという点が、よくあるカラーペンと大きく違いますね。(現在では他にも様々なアルコールマーカーがあります。)

ほかの絵描きさんもいろいろと記事を書かれていると思いますが、私なりにまとめていこうと思います。

ここでは、コピックマーカーを使っている筆者のオススメを書いていきますので、もし良かったら参考にして下さい。

色を塗る道具

コピックマーカーは、基本的には色を塗る道具です。 そして、一本ずつ色が違いますので、塗りたい色をまず選ぶ必要があります。

そのため、1~2本ではなかなかイラストの仕上げまでは行きにくいです。 はじめはセットを買って、使う方が効率が良いと思います。

線画は別のペンを使いましょう。専用の「コピックマルチライナー」がオススメです。

コピックマーカーの種類

コピックは、いくつかマーカーの種類がありますね。

お絵かき用なら迷わずここはチャオかスケッチをオススメします。 わたしは、コピックスケッチを一番多く持っています。

理由は

  • ブラシニブ(筆ペンのようなブラシタイプのペン)で塗るから
  • 色数が豊富(全358色)

コピックスケッチより、コピックチャオのほうが安価です。(スケッチと比べるとインク容量が少ない) 私は混ぜて買っていて、チャオもたくさん持っています。

購入時の色選び

コピックスケッチを私が集めている理由は、上に書いたように単純にチャオよりも色数が多いからです。

ですが、チャオでも185色(2018年5月現在)ありますので、これから購入して集め始めるには充分だと思います。

逆にスケッチだと、色が多すぎて、選ぶのに迷うことも結構あります。(私も結構迷います)

全色集めないとダメ?

経験上、たくさん描いていくにつれ、自分が使う色は徐々に限られてきますので、全色集める必要はないと思います。

ですが、カラフルなペンがたくさん揃っていると楽しい気分になりますので、見ているだけでも楽しいですので、好きな色をまずは集めるのも良いと思います。

スケッチとチャオを混ぜて使っても大丈夫

インクは品質・色番号ともに同じ

私はチャオとスケッチを混ぜて使っていますが、インクの品質は同じですので、色塗りの作業中には何も問題ありません。

色番号も共通ですので、わかりやすいです。 たとえば、チャオでもっている色は、スケッチであらためて買う必要は無いです。全く同じ色です。

値段の違い

  • スケッチ 1本 380円+税
  • チャオ 1本 250円+税

まずは安価なチャオを買ってもいいし、予算に余裕があるなら、コピックスケッチを大人買いしても良いと思います。

初めて買うのであれば、スケッチとチャオの差はほとんどないので、価格面を考慮し、チャオがオススメです。

慣れてきたらスケッチで、足り無い色を買うのも良いですね。

ペン先は同じ

チャオは、ペン先(ニブと言います)もスケッチと同じ、筆ペンタイプ(スーパーブラシ)&マジックのような太いペンタイプ(ミディアムブロード)になっています。

ペン軸(胴体)部分の違い

ペンの胴体部分の形状の違いですが、この違いのためインク容量が違います。

  • スケッチ 楕円 インク量 塗布面積:B4サイズ3.7枚
  • チャオ 円 インク量 塗布面積:B4サイズ2.7枚

インク容量はチャオの方が少ないです。

胴体部分の形状ちがいで、ペンを持った時の感触は、私にはそんなに気になりません。

持った時にどちらがなじむかは、お好みだと思います。

色番号と必要な色を探すとき

蓋に色番号があるか、軸にあるかの違いは

蓋の上面部に色番号が見える方がスケッチです。

チャオは上面部に色番号の記載はありません。

作業しているとき、マーカーを探す際に便利なのはスケッチかな、と思います。

基本的には色番号と色見本をみてマーカー色を選ぶため、上面部の色番号はそこまで大きな差ではないです。

チャオの場合は胴体部分の番号を確認します。

色見本を自分で作って、番号で色を探すなら、置いてある向きに寄りますが、蓋に番号が書いてあるスケッチの方が探しやすいかも知れません。

書き慣れてくると、自分がよく使う色番号を覚えてきてしまうと思いますので、そうなると色見本確認しなくなったりします。

あまり使わない色の番号は覚えないと思いますので、その時のためにも色見本があると便利です。

ペンの見た目

いわゆるエモさとかインスタ映え的な話しで言うと、ペンの見た目は私はチャオの方がカラフルで好きです。

蓋部分がそれぞれのカラーになっていますので、写真を撮るときも見栄えが良いです。

スケッチはペンの胴体部分はグレーで、横から見ると蓋の上の方にすこしだけ色があるため、横向きですとぱっと見で何の色なのかがわかりにくいです。

これから買うならセットがオススメ

これだけ色が多いと、初めて買うときには何色を買ったら良いのかわからないと思いますが、そういう時はセットを買うと良いです。

初めてコピックをはじめる人にお勧めなのは公式で出ているセットをオススメします。 キャラクターイラスト用のイラストセットがありますので、それもオススメ。

なぜかというと、ある程度初めからよくつかう色が揃っています。

はじめに述べたように、1~2色買っても、色が足りないと一部分しか塗れないことになりますから…。

人物・キャラクターイラストを描くために、新たに購入したいなら、下記のセット買うのがオススメです。

肌色系が入っていて、その他の色もバランス良く入っていますので。

  • コピックチャオ Aセット36色、または24色セット

【送料無料】コピックチャオ (ciao) 36色 Aセット

【送料無料】コピックチャオ (ciao) 24色セット

塗り方やコピックの知識を得られる本も一緒に買うと勉強になります。

マルチライナーやスケッチブックがセットになっている下記のタイプはすぐはじめられて良いですね。

テキストは私も持っています。復習や使い方の参考になりますので時々見返します。

【送料無料】コピックチャオ (ciao) スタート12色 はじめてキット

購入管理にコピックコレクション(管理アプリ)を使おう

スマートフォンをお持ちなら、コピックの公式アプリがめっちゃ便利です!

自分で持っている色を登録したり、購入したい色に印をつけたりできます。お店で迷ったり、2本同じ物を買ってしまったりしないようにできますので、おすすめ!

持っている総本数も表示されますし、他にも便利な機能がたくさんあります。

買ったら色見本を作ろう

コピックマーカーを買ったら、色見本を作ると良いです。 スケッチブックなどに色番号を書いて、その番号のマーカーを塗ってみましょう。

蓋の色と、実際のインクの色がかなり違うのがわかると思います。

色見本を作っておけば、実際の色がわかるので、色見本を見ながらペンの色を選ぶようにします。

蓋の色を見て色を選ばないようになりましょう。

また、色見本を作りながら、ブラシの使い方を少し練習するのも良いですね。

まとめ

  • これから買うならチャオのセット!余裕があるならスケッチでも良い!
  • 色見本を作ろう!
  • コピックのアプリでペンの所持・購入管理!

みなさんの素敵なコピックライフに参考になれば幸いです! もしよかったら下記記事もご覧下さい。

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