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絵画展 ティツィアーノとヴェネツィア派展、シャセリオー展

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世間ではミュシャ展で盛り上がっていますね。
ミュシャではないですが、先日美術展に行ってきたので感想を書いておこうと思います。

私は元々西洋の絵画が好きで、以前から美術館には足を運んでいたのですが、ここのところなかなか行けてなかったこともあり、1日に2つの展覧会を見て来ました。
どちらも上野で開催している下記の二つです。

  1. ティツィアーノヴェネツィア派展
    公式サイト:http://titian2017.jp/
    2017年1月21日(土)~4月2日(日) 東京都立美術館
  2. シャセリオー展
    公式サイト
    http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2017chasseriau.html
    http://www.tbs.co.jp/chasseriau-ten/
    2017年2月28日(火)~2017年5月28日(日) 西洋美術館


当たり前のことですが、作品の劣化を防ぐため館内は撮影できないので、写真がありません。
公式サイトに見所がまとめられていますので興味がある方は合わせてご覧下さい。

ティツィアーノヴェネツィア派展

↓これは会場で購入した図録。表紙がフローラの肖像です。

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おすすめの作品

■フローラの肖像
こちらの見所はやはりティツィアーノの作品ですね。オススメはなんといっても「フローラの肖像」です。
チケットやチラシにも掲載されている絵画。
実際に肉眼で見るとその華やかさは段違いです。肌が輝くように見え、いつまでも見ていたくなります。
描かれている女性、フローラは女神のことです。(実在した人物ではないそうです)

教皇パウルス3世の肖像
こちらもじっくり見ておくべき1枚。
その表情といい、布の質感といい、まるで本当にそこにいるような存在感の絵でした。

■ダナエ
ダナエも見応えがありました。かなり大きめの絵画で迫力がありました。

ティツィアーノ以外にもヴェネツィア派の絵画も多く展示され、かなりの点数でした。

シャセリオー展

↓写真は図録です。
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こちらはシャセリオーの作品が9割ほどで、素描や版画もあり、絵が出来上がっていく課程や物語を想像出来ました。
シャセリオーもやはり肖像画がどれも素晴らしいです。
全体的にタッチが柔らかくて、あたたかみがある作品が多いと感じました。

おすすめの作品

■カバリュス嬢の肖像
展覧会の目玉はチラシにもなっている「カバリュス嬢の肖像」ですね。
とても美人で当時のフランス美人の代表的な絵だと思います。頭の飾り花も素敵です。
背景の色と女性の白いドレスとのコントラストが美しいですね。
実物は想像していたよりも大きめの絵でした。

アポロンとダフネ
個人的にはこちらもかなりオススメです。
素描も展示があり、少しですがレイアウトを調整して仕上げたのがわかりました。
素描って大切なんだなあと実感。

どちらも見応えのある素晴らしい展覧会でした!
なにより作品を見ることで、自分の創作意欲に刺激を受けますね。

混雑度合いは、それなりに人はいますが、ストレスがたまるほどでもなく、ゆっくり自分のペースで見られました。
グッズコーナーには、図録や絵はがきの他、お香や紅茶、レーステープなどもありました。
パッケージを展示会用にデザインされた食材もありました。